こんにちは!ケイ先生です。
子ども、教員がともに初めましての状態での入学式。良い第一印象で子どもの心をつかみたいですよね。そのためには「初日から褒める」ことがポイントです!
今回は入学初日で子どもを褒める方法を紹介します。手順は以下の通りです。
①子どもの名前を覚える
②褒める場面を想定する
③安心感を与えて褒める
①子どもの名前を覚える
名前を入れて褒めたい!だから名前を覚えます。
正直、これが一番しんどいです。しかし、一番子どもの心をつかみます。
なぜなら、人間は自分の名前が一番好きな生き物だからです。自分の名前を呼ばれたり、書いてあったりすると特別感を感じて嬉しくなります。
入学前に子どもの名前を覚えましょう。自分の学級だけで良いです。
私は次のような手順で覚えました。
①子どもの名前をノートに書き写す。
②すき間時間に何度も声に出して覚えていく。
③名を隠して覚える。
「山田太郎」ならば、「太郎」の部分を隠し、「山田」だけを見て呼名できるか確かめる。
④教室で座席を見ながら呼名の練習をする。
実際の呼名を想定しながら覚えていく。
という流れで覚えていきました。
間違えたり、覚えられなかったりした名前にはチェックを入れて復習するとより覚えやすくなります。
実際に私は毎年この作業をしています。子どもからの反応はめちゃくちゃいいです。学級解散のときにも「入学してきたときに先生が名前を覚えてくれていたことがうれしかった!」「名前をおぼえてくれていて、今までとは違う。期待できると思った!」と言われました。
少し大変だけれど、多くのメリットがあります。名前を入れて褒められるように名前を覚えましょう。
②褒める場面を想定する
褒める場面をあらかじめ想定しておくことで、良い行動が目に付くようになってきます。また褒めることによって教化することができます。他の子のモデルを示すことができます。
闇雲に褒めるのではなく、意図的に褒めるのです。
どんな場面が想定できるか。
①登校時に自分から挨拶ができた。
②靴をそろえて入れていた。
③入学式で姿勢よく過ごすことができた。
④礼が上手でできていた。
⑤堂々と歩けていた。
⑥呼名の際、良い声で返事ができた。
⑦手を挙げて質問ができた。
例えばこのようなことを想定しておきます。想定しておくと慌てずに褒めることができます。
もし褒めることが出来なかったり、褒める場面がなければ「手伝いを頼む」と良いです。そうすれば褒める場面を作り出すことができます。「ありがとう」も褒めるのと同じ効果があります。
③安心感を与えて褒める
最後は褒める方法です。
ポイントは
①笑顔で目を合わせて
②名前を入れて
③具体的に
①初日はとにかく不安と緊張があります。その時に笑顔で目を合わせて褒めるのです。なぜそれが大切なのでしょうか。セロトニンというホルモンを分泌させて安心感を与えるためです。
②は上記の通りですね。名前を入れると特別感があります。圧倒的に嬉しさが増します。
③「立派に入学式を過ごせたね」というような褒め言葉は具体性がなく、意味がありません。何を褒められているのかわかりませんし、モデリングにもなりません。
具体的に「〇〇さんは入学式の校長先生の話の時、背筋がピッと伸びていて美しい姿勢でした。とても素敵だと思います。」というようにしましょう。その場面がイメージされやすく、褒められた実感がわきます。他の子どもにとってもモデリングになり、全体が向上します。
まとめ
いかがでしたか。
万全の準備をしてスタートダッシュを決めてくださいね!
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