こんにちは!ケイ先生です。
もうすぐ4月。新学期が始まります。新しい児童生徒のことを考えるとワクワクします。それと同じだけ「何を準備したらいいかわからない」と不安になってしまいます。
今回は学級開きに向けて春休みに準備しておきたいことを紹介します!
学級開きに準備すること
学級を年間通して安定させていくためには「仕組み」と「ルール」を確立させておくことが大切です。
以下の仕組みとルールを練っておくと安定します。
順番に見ていきます。
時間を守る
集団生活を送る上で最も規律と関係しているのが時間です。時間が守れている学級は安定しやすいです。反対に時間が守れていない学級は荒れやすいです。
私の学級崩壊の経験でも、学級崩壊した時は時間を守る指導をあまりしていませんでした。徐々に授業の開始が遅れたり、朝の会の開始が遅たりしていきました。そこから崩れました。
学級開きの前に次のことを考えておきましょう。
- 時間を守りたくなる語り
- 時間を守らない場面の想定と、指導方法
「語り」については別記事で紹介します。
時間を守らない場面はどんなものがあるでしょうか。
・朝の読書の開始
・授業の開始
・給食の開始
・掃除の開始
などが挙げられます。あらかじめ想定しておき、ルール違反が起きた際には「指導のチャンス!」という気持ちで対応しましょう。「開始時間は何分ですか?」「時間に遅れています。時間を守りなさい」と短く、しかし毅然と対応しましょう。指導後は明るく授業に戻ってあげてくださいね。
係・当番
係や当番は2つの仕組みを決めておくと安定します。
- 決め方
- 活動方法
決め方のポイントは「やりたくない」を言わせないことです。立候補がいないということを避ける必要があります。係・当番を黒板に書きだし、やりたい係の下にネームプレートを貼らせて全員が立候補する状況を作るとスムーズに決まります。
教師自身も活動方法を明確にわかっておかなければいけません。例えば、「予定係はいつ予定黒板に書くのか」「黒板消しはどの程度きれいにするのか」まで明確にしておくと良いでしょう。
給食
給食の仕組みは極めて重要です。なぜなら命に直結するものだからです。仕組みが確立していない学級は当番をサボる人がおり、いただきますも遅く、おかわりも弱肉強食になっています。
平和にみんなが笑顔で「いただきます」をできるように、学校の決まりと照らし合わせながら次のルールを決めておきましょう。
- 給食当番の配置場所
- 給食の配膳待ちの児童生徒はどこに並ぶのか
- 仕事のない人は何をするのか
- おかわりはどのように行うのか
- 片づけ方
特におかわりをする仕組みは確実に決めておく必要があります。平等になるように、おかわりは一人一個にします。おかわり(汁物等)は教師が取り分ける方が良いです。固形は汁物の後にじゃんけんできめるようにすると時間がかからずスムーズに終了します。
周りに配慮があるように、片付けをきれいにするための語りをしておくとより素敵な給食になります。
掃除
掃除は仕組みが大切です。サボらせない仕組みを作っておきましょう。
掃除の仕組みづくりにおけるポイントは次の2点です。
- 担当児童生徒の役割分担を明確にしておくこと
- 「何もすることがない時間」を作らせないこと
「教室・掃き掃除」程度だけでなく、「教室のこの場所をこの順番に掃く」というところまで決めておきます。分担が明確であればあるほど児童生徒はよく動きます。
また「早く終わった生徒は教室の机運びを手伝う」というように無駄なく動かしていくと短時間で掃除が終わります。そして手伝っている姿や頑張っている姿を褒めることができます。生徒同士の協調性も生まれるため学級経営にも役立ちます。
あいさつ
あいさつはどうようにやるのか教えておくと良いです。
例えば、お辞儀とあいさつは分けることや、着席のタイミング等を教えておきましょう。規律が乱れにくくなります。また入試や外に出ていくときにも役立ちます。
もし違反している児童生徒がいる場合は、怒らずにやり直しをしていくとストレスなく過ごすことができます。
先生自身もニコニコと笑顔であいさつできることが一番素敵ですよね。自分自身も元気に見本になれるようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか。
4月は先生も子どもも不安とワクワクが入り混じっています。楽しく、しかし確実にルールと仕組みを打ち立てて、楽しい一年間にしましょう!
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